レポート

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2004.09.19 妙高高原サマージャンプレポート!

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1本目91.5mのジャンプ

1本目91.5mのジャンプ

2本目が終了し、結果を見つめる

2本目が終了し、結果を見つめる

表彰台より

表彰台より

大会終了後、応援団の元へ

大会終了後、応援団の元へ

天気予報では、大会が行われる時間帯だけ雨。トライアルラウンド中に濃い霧が立ち込め、それでもトライアルが続けられるという事態に波乱が予想された。
ふと、これまで観戦してきた妙高での大会が思い出される。確か去年の夏は雨の大会だった。トライアルラウンドを「スーツが汚れるから」冗談めかしてとパスし、計算ずくだった享平が印象に残った。冬の確か・・・国体だっただろうか。吹雪の中、大会が行われ、終了したのが午後4時というメンタル面が試された大会もあった。
妙高での大会はいつも天候との戦いだった。

やはり・・・と違った意味で思わされた。雨の予報や濃い霧から一転、時折強い日差しが降り注ぎ、雲が太陽を隠せば若干肌寒いという体調管理が難しい気候となった。しかも、風がとめどなく変化する・・・享平のジャンプのときに条件がいいことを祈るばかり。

141名のエントリーで大会は行われた。ジャンプ台のバッケンレコードが次々と塗り替えられる中、享平はK点越えを2本揃え(1本目91.5m、2本目93.5m)7位タイ。調子があまり良くないと聞いていたので、一安心といったところだったが・・・大会終了後、顔を見せてくれた享平の表情は硬かった。上を目指す人間にとって、この程度では満足できないといったところだろうか。「つまらないジャンプをしてしまって、すみません」 ふっと出たこの一言にすべてが凝縮されているような気がした。

享平の視線の先には「世界」がある。ここで踏みとどまっている時間はない。まずはコンチネンタルカップ転戦へ。1本1本コツコツといいジャンプを積み重ねていくだけである。そう 「時には大胆に」 。

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