レポート

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2009.02.14-15 全日本スキー選手権大会観戦レポート

09年02月14日、15日と第87回全日本スキー選手権大会、兼第12回NBS北野杯白馬ジャンプ大会、兼第12回SBC杯白馬ジャンプ大会が白馬村にて行われた。

今年の白馬は例年になく暖かく雪が少ない。2月だというのには会場付近のスキーゲレンデではブッシュが見え隠れしている。しかし選手にとっては条件は皆同じ。皆にチャンスがある。

2009.02.14
第87回全日本スキー選手権大会、兼第12回NBS北野杯白馬ジャンプ大会
ノーマルヒル

前日の夜は雨だった。朝、会場についてみると小雨が降っていた。

10時開始の予定が天候が安定せず、結局15時開始のアナウンスが流れた。時間になってみると、なんとか雨は上がったが、ときおり強い風が吹く。競技も途中まで進んだが、結局断念。ノーマルヒルはノーコンテスト(無効試合)となってしまった。

2009.02.15
第87回全日本スキー選手権大会、兼第12回SBC杯白馬ジャンプ大会
ラージヒル

この日は昨日とはがらりと変わり晴天。風もほとんどなく穏やかで8時より競技が開始された。

まずはトライアルラウンド(試技)。西森選手は120.5メートルとまずまずの様子。調子もそれほど悪くなさそうだ。

そして1本目が始まる。が、朝とは状況がどんどん変わる。雪の状態も固く締まっていたのが時間とともに緩み始め、まるで春のような柔らかな雪に変わってしまった。そして西森選手のスタート。なかなか距離が伸びない。結果は105.5メートルで2本目ファイナルラウンドは26番スタートとなった。なんとか挽回したいところ。

そして2本目のスタート。結果は106メートルと記録は伸びなかった。

大会後、西森選手と話をした。「全然でした。」と一言。今シーズンなかなか結果が出せず苦労している思いがその一言に詰まっているように感じた。調子がそれほど悪くなくても、スタートのタイミング、風、様々な要素が噛み合ないとななかなか結果に結びつかないそうだ。

いままで西森選手を観ていると彼の場合、大会でも1本目よりは2本目、シーズンでも後半調子を上げてくる。 来年には冬季オリンピックが開催されるが今年の12月までまだまだチャンスがある。 これからシーズン後半、一気に巻き返すのではないかと期待している。

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